ピアノは0Aから8Cまでの7オクターブの88鍵でできています。
ピアノはオーケストラの音域のほぼ全てをこなせるため、クラシック音楽の多くはピアノ曲に編曲して演奏することができるという優れものの楽器です。
そんなピアノですが、初心者の間では黒鍵は毛嫌いされているようなのです。
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ピアノには黒鍵と白鍵がありますが…
黒鍵の幅は白鍵の幅に比べて少し細めにできているため、音を外しやすく、 そのせいでピアノの初心者など…とくに子供には嫌われているみたいです(笑)
黒鍵の幅は9.5mm、白鍵の幅は22.5mmとなり、黒鍵の幅は白鍵の半分以下になります。
また、譜面に♯や♭の記号がつくのを嫌う傾向にあるようです。
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黒鍵が無いと音の場所が見分けられなくなる
想像してみて下さい。黒鍵が無い鍵盤を。
オクターブは黒鍵が5個、白鍵が7個の計12個の”カタマリ”で出来ていて、これが繰り返されています。
- 黒鍵が並ぶ2個の左隣 ⇒ 『ド』
- 黒鍵が3個並ぶ左隣が ⇒ 『ファ』
となるので、鍵盤の形を見ただけでどこの鍵盤がどこの音なのかをすぐに理解できるのです。
つまり、ピアノは黒鍵と白鍵が両方あって初めて鍵盤の音を視覚で認識できます。
ちなみに、黒鍵が無かったとしてオクターブを再現すると22.5(mm) × 13(個) = 292.5(mm)で片手では弾けない長さになってしまいますね。
さらに、88鍵で計算すれば下の音から上の音まで約2mになります。
一人で弾くには大変な長さですよね?っていうか移動しなければ弾けません。
いろいろと黒鍵に感謝なのです。
ワンズウィル 下田 義浩