譜面の一番最初に出てくる記号は音部記号と言われる記号です。五線上での音域の高さを指定する記号のことを言います。
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音部記号
ト音記号
ハ音記号
ヘ音記号
- 音部記号の種類
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- ト音記号(高音部記号) ※ヴァイオリン記号
- ハ音記号(中音部記号) ※アルト記号
- ヘ音記号(低音部記号) ※バス記号
この3種類が譜面で良く使われている記号です。
といってもポップスをやっている方はハ音記号というのはあまり馴染みがないかも知れませんよね。
- ト音記号はヴァイオリン記号とも呼ばれ、その名の通りヴァイオリンやその他フルート、女性パートの声楽等の高音楽器に用いられます。
- ハ音記号は中音楽器のヴィオラやアルト・トロンボーン等の楽譜に用いられます。
- ヘ音記号はチェロ等の低音楽器に用いられます。
ピアノ譜面の場合はト音記号は高音(右手)に用いられる記号でヘ音記号は低音(左手)に用いられます。
基本的にはト音記号は高音部、ハ音記号は中音部、ト音記号は低音部を記すために使われます。
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記号の名称に用いられている「ト音、ハ音、ヘ音」とは?
- ト音記号:中央ハ(C、ド)音のすぐ上のト(G、ソ)の音の位置を示す音部記号。Gの文字を図案化したものです。
記号の書きはじめ(中央の渦巻きの中心)がG(ソ)の音程になります。 - ハ音記号:中央ハ(C、ド)の音の位置を示す音部記号。Cの文字を図案化したものです。
記号の中央の黒点がC(ド)の音になります。 - ヘ音記号:中央ハ(C、ド)音のすぐ下のヘ(F、ファ)の音の位置を示す音部記号。Fの文字を図案化したものです。
記号の書きはじめの上部の黒い点がF(ファ)の音になります。
中央ハとは?
調律に多く使われるイ(A)のすぐ下のハ(C)音のことである。ソルフェージュでは固定ド唱法の基準となる音である。A=440Hzであって且つ十二平均律であるならば、261.6255653005986347785Hzの周波数、MIDIのノートナンバーは60、日本式表記は一点ハ、国際式表記はC4である。引用:Wikipediaより
厳密に言うと10種類以上の音部記号が存在するのですが、上記の3種類以外の音部記号はほとんど使用されることが無いため、基本的に上記の3種類さえ覚えておけば問題ないと思います。
ワンズウィル 下田 義浩