今回はマイクプリアンプについて触れたいと思います。
PC録音においては、シンセやソフト音源を使って作曲編曲をして、歌や楽器を録音して1曲の作品とするためには、最終的に全ての音をパソコンにオーディオデータとして取り込まなければなりません。
その方法は以前のオーディオインターフェース~の時に説明した通りですが、音の善し悪しは、オーディオインターフェースに入力する時の過程がとても重要になります。
最近ではオーディオインターフェースにマイクプリが搭載されているものも珍しくはありませんが、実はこのマイクプリが音の善し悪しに一番関係しています。
ですので、プロのエンジニアもアレンジャーもマイクプリにはとてもすごくこだわりを持って音作りを行っています。
レコーディング現場等で使用されている代表的なものをいくつか例に挙げますと、NEVEの1073やTUBETECHのMEC1A、UNIVERSAL AUDIOの2-610などがあげられます。
マイクプリアンプも高いものから安いものまで様々ありますが、やはり音質も値段に比例してるといえます。
細かくは長くなりますので、別の機会にしたいと思いますが、種類によって音の性質も輪郭のはっきりしたデットなものから、真空管の暖かいクリアな音など様々で、プロの現場では楽曲の方向性で使い分けます。
単純にわかりやすく説明すると、画像でいうカメラのようなものです。いくら腕が良くても、コンビニで売っているような使い捨てのカメラでは一眼レフで撮った写真の表現力にはかないませんよね。
やはり、マイクと同様に音の入り口ですからできるだけここはこだわって、上記のような機器を歌や楽器の録音に使用してみると音楽制作に対するまた新たな発見があると思います。