昨日、私がCD制作を依頼されているバンドシンガーのボーカルレコーディングをうちのスタジオで行いました。
事前にボーカルプリプロを行い〈ポイントとなる言葉のアクセントの位置〉や〈タイミングの取り方〉〈跳ね具合〉などを取り決めていたので、私も特にボーカルディレクションを細かくすることなくとてもスムーズにレコーディングは進みました。
そのプリプロ時に私がボーカルエディット<し、完成形の歌の見本を示して、本番レコーディングに向けてそれを聞きながら練習をしていたのも良かったんだと思いますが、その女性シンガーは自宅でPro Tools LEを使っており、歌を録音しながら[上手く歌えている点、出来ていない点]を確認しながら練習できたのが良かったんだと思います。 Dawソフトは何も作曲やアレンジだけに使うものではなく、歌のトレーニングにももってこいなのです。 最低限のシステムでいいので、自宅で歌を録音できる環境を整えておくことはとてもプラスになるなーと改めて実感しました。 [初心者にオススメの【Pro Tools Express】の個人的な使用感]でも書きましたが、AVIDのインターフェースであるMboxシリーズに無償で付属されている、Pro Toolsの簡易版ソフト『Pro Tools Express』なら、タダ(¥0)で手に入るDAWソフトです。
Mbox Miniでしたらも2万円前後で購入できますので、プロ御用達のスタジオ標準Pro Toolsの音質と機能がこんな低価格で手に入ってしまいます!
DTM・作曲初心者の入門用にオススメです。
アパートなど住まいの環境によっては大きな声を出せない方も多いと思いますが、是非皆さんも歌の練習をする時は歌を録音することをお勧め致します。
《自分の歌を客観的に捉える能力》が身に付き、それが歌上達に導きます。
冷静に自分の歌を判断できる耳を持つということは、良いボーカリストになるための必要な条件だと考えております。